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世 界遺産には、人を惹きつけてやまない魅力があります。

2007年現在では、世界遺産の数は830。

NHK やTBSなどのテレビで見た世界遺産。

子供のころはただテレビの向こう側の世界としか思えなかった光景が、

今 では、ちょっと勇気を出せば、どこの世界遺産にも行くことが出来ます。

定番の世界遺産だけでなく、新しい登録遺産 にも目を向けてみましょう。

未知との遭遇はいつだってミステリアス。

グランマ号上陸記念国立公園

グランマ号上陸記念国立公園
Desembarco del Granma National Park
所在国:キューバ
世界遺産登録:1999年
種類:自然遺産

グランマ号上陸記念国立公園は、キューバの南西部、シエラ・マエストラ山脈の西側に広がる公園です。

この公園は、標高360mから水深180mに及ぶ急勾配の石灰岩の段丘になっており、地形学上、きわめて珍しい場所と言われています。

その地形と、少ない年間降水量が得意な生態系を生み、公園一帯には約300種の固有種を含む500種以上の植物や、マナティーほか希少動物が生息しています。

この、公園の名前にもなっているグランマ号とは、
キューバ革命時にメキシコへ亡命していたフィデル・カストロが、1956年12月2日、チェ・ゲバラら82名の仲間と共にキューバへ再上陸するのに使った船です。

グランマ号については、おもしろい逸話が残っています。
グランマ号はメキシコのトゥスパンを出港し彼らは無事キューバへ再上陸を果たしたのですが、
カストロは事前に再上陸することを発表していたので、上陸後すぐにバチスタの政府軍に包囲されカストロを含む12人にまで減ってしまいました。

上陸に使った船といっても、その実態は8人乗りのおんぼろヨットです。
資金が無かった当時のカストロは、中古のヨットを買うのがやっととの事でした。

そこに82人もの兵士が乗り込んだために衛生環境が悪化し、上陸する前に彼らの士気は相当下がっていたと言われています。
「グランマ」とはスペイン語で「おばあちゃん」という意味です。

現在のキューバ共産党の機関紙の名が「グランマ」なのは、ここから来ています。

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